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「大変そうだね」
恒さんが出て行くとすぐに真希が隣りにやって来た。
「まぁこのが普通じゃん?今までが平和すぎんだよ」
「そうかもしれないね?不良にしては平和すぎかもね」
俺たちは2人して笑った。真希はほんとにギャングに理解がある。
「でも忙しいとそれだけ心配するんだからね?気をつけてよ?」
理解があってもやはり心配はするようだ。
「大丈夫!よし、今日は2人で遊びに行くか?」
「いいね、そうしよっか」
いつものように真希のバイト終わりを待って2人でカラオケに行った。俺は真希と2人で遊ぶのは初めてだったのでかなりテンションが上がっていた。カラオケは夜遅くまで盛り上がっていた。源次から連絡があったのはちょうどそんな時だった。今から幹部会からあるからすぐに来いと言う。
「悪いな。もう行かなきゃいけねぇ」
「うん、わかった。しっかり!」
「気をつけて帰れな?」
「うん、じゃあまたね?」
俺は真希と別れて急いで狩人にむかった。
カラン…
「遅くなりました」
俺が狩人に着くともう他の方々は集まっていた。幹部として幹部会に初めて参加するので最初に俺と源次が新しい会長として紹介された。
「新しく青龍会の会長になった大輝と玄武会の会長になった源次だ」
「よろしくっす」
「この前入ったばっかで凄いな?まぁ頼むな」
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