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ヴァン様の
ム○コを
守る会
そんな如何わしさも見え隠れする由来が名称の
――晩餐会
その殆どを上級生が占めていたので、昨年の3年生が卒業した際にその数は大幅に減少した
それでも100人を超す《晩餐会》が、毎朝列を成すのを僕が嫌がり、出迎えと見送りを上限15名と決めた
これでも随分と妥協したのだ…
毎回、荷物持ちだの靴の履き替えの手伝いだのと、園児でも自分でする事を世話しようとする
無論、断っている
「ではヴァン様
校舎まで肩車で…」
「いきません」
無論、断っている
2年生となり教室が2階へと移った
クラス替えによりキリトと離れた事は、大学受験に向けて有利に働くだろう
しかし大作とも離れてしまったのは少し寂しく、たまに隣のクラスに顔を出しに行ったりする
「権太、遅いよー」
有り難う神様
僕は3年間、時限爆弾を抱えて高校生活を過ごすんですね
窓際の席でヒラヒラと手を振る陽子に、僕は思わず天を仰いだ
来年はクラス替えが無いのだ
「どけ、そこは僕の席だ」
窓際最前列
クラスも担任も替わったが、僕の席が一番前から替わる事は無かった
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