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清美がまだ死霊術師全盛期だった頃、相対した僕は瀕死の重傷を負わされた 母によって倒された清美は更正とケジメを兼ね、歩くことも困難な僕の身の回りの世話をすることとなり今に至る 当時はもうそれは壮絶なお着替えバトルが繰り広げられていたのだが… 「ち、力で私に、勝てると… 思って、いるんですか?」 パジャマを脱がそうと強行にでた清美が上から僕を押さえつけようとする 「き、貴様、僕の、メイドじゃ…なかったのか?」 伸し掛かる清美を両手でかろうじて支える僕 胸が、近い 「御給金の、代わりだと、思って…」 ギリギリと力をかけ、押し潰さんばかりの清美 眼鏡の奥の瞳、血走ってない? 「ふ、ざ、け、る、な…」 何が給金だ! 母の沙汰次第ではこの家はおろか、この世にいたかも怪しかったクセに って、胸が近い! 胸元が寒そうな程開いた服から、見事な膨らみが二つ眼前に迫る とりあえず陽子に謝れ 「ふふふ…、さぁ、楽になって下さい…」 不敵な笑みを浮かべる清美 それは勝ちを確信した優越の笑みだった 「お前というヤツは…」 僕は力で負けたんじゃない 重力に負けたんだ そんな諦めの気持ちが僕を支配し始めたその時
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