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「底の浅いヤツめ」
部屋に戻った僕はランプを灯し、引き出しから使い魔達の食事を取り出す
「そうは思わないか?お前達」
手渡しの餌を猛スピードでかっこむ梅吉や、水面に浮かぶ餌を食べてるというより吸い込んでいる竹吉
「うーん……和む」
使い魔達の癒しエネルギーに、先程までの怒りが削ぎ落とされていく
ギィ…
机の椅子に腰をかけ、薄暗い室内に何を見るでも無く目を配る
「現地で回収するしかないか」
手持ちの小遣いではお土産一つ満足に買えない
ふと机の上の猪を模した貯金箱に視線を映す
「さしたる効果も無し…か」
一円、五円、十円の三種類の硬貨しか入っていないのは誰よりも僕が知っている
「清美から借りるというのは僕のプライドが……ん?まてよ」
この家にはもう一人家族がいたじゃないか
「爺ちゃん」
その存在を口にしただけで、期待感が30%ほどダウンしたのは気のせいだろうか?
「駄目で元々だ」
僕は制服から部屋着に着替え、一階のリビングへと向かった
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