2/16
前へ
/182ページ
次へ
「ごめん、別れよう」  俺がそう言うと、ほんの3日間彼女だった女は俺の腕にしがみついた。 「なんで?!ヨシくん、あたし何か悪いところあった?!  それなら直すから――!」  そんな様子を冷静な瞳で見ながら、泣きながらしがみついている手を離す。 「付き合って気持ち変わるかなと思ったんだけど、やっぱり君のこと可愛いとも好きだとも思えないんだ。  はっきり言って、こういうのちょっとウザイかな」  そう言って冷たい視線で女を見た。
/182ページ

最初のコメントを投稿しよう!

197人が本棚に入れています
本棚に追加