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※※※
始業式から2週間。
いつもと変わらない日々が続いていて、相変わらず俺は女から告白されていた。
「先輩に、一目惚れしちゃいました!あたしと付き合って下さい!」
「……付き合ってもいいけど、多分俺はキミのこと好きになることはないと思うよ。
それがはっきりしたら別れるけど、平気?」
冷めた視線のまま女にそう言うと、彼女は顔を赤くして怒ったような口調で喋る。
「なら、あたしを彼女と認めてもらえるように頑張ります!!」
――無理だと思うけどね。
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