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「・・・」
「・・・」
「何なんですか?この空気」
幹部達が集まった夕食時、いつもと違って空気が凍っていた。
その原因は一目瞭然。
土方と山南が言葉を交わすどころか、目も合わせようとしない。
またか・・・
この2人が喧嘩をするのは珍しい事ではない。
隊士達は本気で土方と山南は仲が悪いと思っているが、本当は逆で本音を言い合えるほど仲がいいのだ。
しかし触らぬ神に祟りなし。
相手が相手なだけに、誰もそれには触れず、黙々と食事を進めていた。
「あぁーー!!もう耐えられません!土方さん、山南さん、その不機嫌丸出しな雰囲気出すの止めてもらえませんか!?」
この空気に耐えかねた沖田が叫ぶ。
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