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「関係ない?大有りですよ!こんな冷えた空間で食事しても、不味くなるだけですよ!」
遠慮なく物を言う沖田も、鬼の子だった。
ここにいて、とばっちりを受けるのは勘弁してほしいと思った者達は、ご飯をかき込むと、そそくさと席を立った。
「で、原因は?」
沖田の機嫌まで悪くなってきたのを感じ、さすがにマズイと土方は話し始める。
「ほら、もうすぐ伊東って奴が新選組に入ってくるだろ?だから、ナメられないように一張羅で出迎えようかなと」
「・・・」
「私は必要ないって言ったんだよ。そんな事をしても内面が伴ってないと意味がないんだから」
「それって、俺の内面が未熟だって言いてぇのか!?」
「そうじゃなくて、君は変に気負わなくても大丈夫だって言ってるんだ!」
「やめやめやめ!!」
言い合いが始まり、沖田は慌てて止める。
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