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私は幼き頃より姫として育てられました。
父、母、弟たちにも恵まれ、幸せに暮らしていました。
しかし、戦禍がそれを壊しました。
父の人格は壊れ、母は亡くなり、弟とも別れてしまいました。
何故でしょうか。
私はこれを望んでいたのでしょうか。
動揺もないのです。
幸せとは儚き時なのでしょう。
永く続かぬのなら
せめて
目覚めぬ夢を夢見て追いかけることにします。
あなたたちは現実を見るのでしょうが。
『随分気になるのかい?
分かっている。
垣間見ようではないか。』
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