序章 -黄昏の光-

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    光と闇があり   天と地があり   朝と夜があり   天使と悪魔が居り   男と女が居る     はてさて 不思議だとは思わぬかね?   対を成す存在が多い事を。   安定の為 それは当たり前だ   当たり前こそが正解なのだ。   神々は完璧な生き物を創らずに   半分 もう半分   と分けて生き物を創った   自らを超越せぬようにと呪いをかけて         終焉の戦が終わったころ 生き物を創造した。   しかし 生き物は神々を感じ取り 各々に目指し始めた。   至高の存在を超越することを。     生き物は、対になる存在を捜し求め旅に出た。   時に全てをかけた。     そして やがて辿り着いたのだ                     『まぁ、席に座りなさい。 温かい飲み物を出すから。   あぁ、それから むやみやたらに出歩いては行けないよ。 迷子になるからね。   退屈? 退屈なら、今からお話をしてあげようじゃないか。   さぁ、ほら、上着をそこへ掛けなさい。   では、始めよう。 』      
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