プロローグ

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回りはネオンで輝いているのにここだけは物陰で薄暗い。 そう、まるで私の心のように…。 私は廃ビルの屋上に来ている。あちらこちら傷んでガラスも割れている様子から『お化けビル』と呼ばれている場所。確か近々取り壊しの予定だそうだ。 何故こんな所に居る?それは先週の出来事が原因。 私は中学時代からずっと付き合っていた彼に突然別れを伝えられた。 大好きなのに……………。彼は荷物をまとめ『飽きた』と残し去っていった。 支えを失った私は立つ事さえままならない。 だから………。
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