3、情事

9/15
前へ
/103ページ
次へ
その言葉を聞くやいなや、突然奏子の左手首が拘束されてしまった。 きょとんとした顔で秀人の顔を見つめると、 「シャワーは明日の朝って言ったでしょ?」 と、意地悪そうな笑みを浮かべて、そのまま抱き寄せた。 腕にすっぽりと納まってしまった奏子は、耳まで真っ赤にしてしまい、それを見た秀人は満足そうに微笑んだ。 「このソファで犯されるのと、あっちのベッドで乱れるのとだったら、どっちがいい?」 奏子の耳元で、少し息を吹きかけ気味に囁いた。
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2009人が本棚に入れています
本棚に追加