3、情事

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背筋にゾワゾワとしたものを感じてしまい、つい息が荒くなってしまった。 「…ハァっ、あの…できればベッドでおねが…っ」 奏子の必至の返答の途中で、秀人は小さく「了解」と言いながら奏子の体を抱き上げた。 突然のことで驚き声が出なかった奏子のことを気にするでもなく、寝室の扉を器用に足で開け、ベッドサイドの照明だけ点けてそのまま奏子の上に跨った。
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