4、継続

2/7
前へ
/103ページ
次へ
カタカタカタカタ… バンッ!! 「…おはようございます、専務。今日はいつもよりも早いのですね。1時間と5分の遅刻です。」 いつも通りの朝の風景に、昨日までの情事が嘘のような雰囲気を軽やかにこなす奏子に、秀人は息切れまじりに面喰ってしまった。 「…ハア…ハァ…奏子ちゃん…いろんな意味でびっくりだよ…」 ドアをパタンと閉めながら、走ってきたであろう秀人は、そのままドアにもたれたままズルズルと床に座り込んだ。 「専務、そんなところに座り込まないで下さい。 本日の予定をお伝えしてもよろしいですか?」
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2009人が本棚に入れています
本棚に追加