偽善に生きる

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”君の幸せを願ってる” そんな嘘で自分を騙せるほど、僕は綺麗じゃない 君の幸せを奪ってでも、僕が幸せになりたい 君を失った今、 それに気付いてしまった 君に向けていたはずの愛を、僕はいつから自分に向けたのだろう         僕を愛する君を愛し、 僕を愛さない君を憎み、 誰にも愛されない自分を愛す     僕はこんな人間だっただろうか?     愛が人を変えるというなら、     喜んでこの身を捧げよう     今度こそ君の幸せを願えるように     それさえ”偽善”であったとしても   
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