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俺はニートだ。
先に断っておくが、別に働いたら負けだなんて思っちゃいない
どの場所も雇ってくれないのだ。
面接でピカチュウのコスプレで行ったのが悪かったのかな。
素の自分を見てもらいたくて着て行ったのに……。
「おっと、紹介が遅れたな。
俺の名はタロウ、20歳だ。
嫁がPCの中で寝てるから静かにしてくれよな!」
「うるさいタロウ!
一人で何騒いでんの!」
壮大なる一人自己紹介を聞いた母が、一階からお叱りの言葉を放った。
俺は今、母と一緒に2人暮らしをしている。
そろそろ俺も働いて金を稼がないとやばい。社会的に。
「サーセンwwww嫁と話してたんですわwww」
「はいはい……。
ご飯が出来たから早く降りてこい」
ふう。一先ず母を安心させることが出来た。
息子の部屋から一人自己紹介をしてる声が聞こえるなんて、不安で堪らないだろうからね!
かっけえwwwテラ親孝行www
朝飯が出来た様なので、俺はさっさと一階へ降りることにする。
「おはようございますww朝飯はなんですか」
階段を下りながら朝飯の献立を確認。
朝飯のメニューでその日のテンションが決まると言っても過言では無いww
「かつおぶし」
「うはwwwwおkwww」
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