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顔の距離20センチで男の子が頭元に立って見下ろしてたお。
(´ω`;)「!? うぐっふはっ!」
声が出ないお。
見下ろしている男の子は、目を見開き一点集中して私の瞳を見つめ、青白い口をモゴモゴ動かす。
(´ω`;)聞きたく無いお! 体が言うこと効かないお!
呼吸もままならなくて、目を閉じることも出来ないお!
気付いたが、私の枕元はタンスの直ぐ近くで、人一人立つことも出来ない筈だお!
視界の端で確認しると、男の子はタンスがまるで存在しないかの様にタンスから顔を覗かせているお。
(´ω`;)ゆ、幽霊だお! 消えてほしいお、消えてほしいお!
押さえられた様に動かなかった瞼を無理やり閉じ、頭で何度もお祈りしたお。
「……は、……しない……くれ」
ふほ?
何か呟いたと思ったら、急に体が動くようになったお。
(´ω`)「お父たま! お父たま!」
布団から飛び起き、お父たまがいる居間に目を閉じたまま走ったお。
父「まだ起きてたんか! さっさと寝ろ!!」
(´ω`)いきなり怒られたお。
しかも、カリオストロの城を見てるお。
クラリスの指輪がポンッとなってたお。
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