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俺のスタート地点は美術室だった。
俺は美術室に入ると、机の上にあったプレートを取った。
俺の番号は【716】か…
俺はそのプレートを鞄の中に入れた。
そして、最悪のゲームの開始を告げるチャイムが学校全体に響き渡った。
俺はすぐに保健室に向かった。
なぜなら、陸太たちと保健室で合流するように打ち合わせをしていたからだ。
幸い誰にも接触せずに保健室に着くことができた。
恐る恐る保健室のドアを開けると、もう陸太と高岸が来ていた。
「おっ、来たか。」
陸太が立ち上がった。
「ここからが問題だな。どうする?」
俺は陸太に近づいて言った。
「そんなに焦るなって。それより、メール見たか?」
陸太が不安そうな顔で言った。
「見てないけど…」
俺は携帯を開いた。
メールが一通届いていた。
【唯川國恵が密告されました。残り8人】
嘘だろ…?
「こんなに早く犠牲者が出るなんて…」
高岸も不安そうに言った。
「きっと坂戸の仕業だな。それか、もっと頭の良いやつがいるとか…」
俺はぞっとした。
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