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七月二十九日 昼
終業式当日
夏休みの諸注意が終わり、クラスメートが各々の家路につく。
そんな中のメグルとアスカ。
「今日から夏休みです!!」
メグルが跳ねる。
「だから何だよ、俺は通知表に殺されかけているんだが」
「私は中を見ずに、ゴミ箱へ全力投球したよ?」
「‥‥‥‥‥‥」
呆れて何も言えないアスカ。
「そんなことより、私は夏休みの予定についつ話したいのだ」
「お前、半分は補習だろ」
「アスカもほとんど変わらないくせに」
「少なくともお前よりはいい」
アスカは胸を張る。
メグルはそれを見てため息を吐く。
「アスカと私で比べても、ドングリの徒競走だもんね~」
「背比べだろ?」
真剣に二人の将来が心配になる会話を繰り広げて、その日は解散になった。
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