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八月四日 職員室にて
「あ～、教室あっついわ～」
職員室の中にメグルの担任であり、国語教師 都憶 ナガメが入ってきた。
「ははは、ナガメ先生は大変ですな～」
ナニモが笑いながら職員室で迎えた。
「いいですな～ナニモ先生は。補修が一つも無いの、ナニモ先生だけやで？」
女性教員だが、見た目より自分の快適を求めるので、ナガメは露出の多い服を着ている。
「ナガメ先生はいつも大胆な格好をしてますな～」
「いやですやん。ナニモ先生の目を惹くためですよ」
「ははは、ナガメ先生は面白い人だな～」
ナニモは自分のデスクから立ち上がり、共用の冷蔵庫に向かって歩いて行った。
「ナガメ先生も何か飲みますか？」
遠くからナニモが問いかけた。
「結構ですわ。ウチ、さっきジュース飲んだばかりやから」
ナガメは笑顔で手を振った。
ナニモはそれを見て、冷蔵庫に顔を突っ込む。
ナガメはデスクに突っ伏し、呟いた。
「ウチ、魅力ないんかな～・・・」
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