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その日は学校のグラウンドではなくて他の所を借りて練習をする予定だった。
そして現地集合で一人だけ揃わない人がいた。
そう…
鬼コーチだ。
監督も時計を気にしてチラチラと前を見たりしてまだ来ないかと言わんばかりに足をトントンと地面にぶつけていた。
「コーチ遅いな…よし!もう行こう」
監督も痺れを効かしたのかグラウンドに歩き出した。
この時の俺はもうテンションが上がってたまらなかった。
そして練習が始まってからもずっと来ないことを願っていた。
来るな…
来るな…
来るな…
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