まるで確認するように

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「そうだな…。念の為君を悪魔に転生させようか」 何の脈絡も無くベルゼブブは立ち上がり指を鳴らした。すると俺の足下に何やら怪しげな魔方陣が出現した。なんだこれ!? ていうか俺、悪魔になっちゃうの!? 「もし君が敵だとしても悪魔にしてしまえば問題ないだろう」 「俺の許可は取らないのかよ!」 「大丈夫、苦痛はない」 ダメだっ、話が噛み合ってない!でもまぁ、痛くないんだったら………あれ? 身体中がピリピリとしてきて……ギャァァァァア!! 痛い! 身体を裂かれるように痛いぃぃ!痛くないって言ったじゃん! 「…たぶん」 遅いっ! もうちょっと早く言ってほしかった! 心の準備が有るか無いかでだいぶ変わったのに……。クソッ、意識が遠くなってきた。 俺が意識を失う前に聞いたのは、 「面白くなりそうだ」 という、意味深な言葉だった。
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