月夜の中で…

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欲を吐き終わり、心地よいけだるさに深いため息が漏れる。 鷹、通…。 友雅は、未だに身動きすら出来ずに寝息を立てる鷹通の唇をそっと塞ぎながら、自身を抜き去った。 『少し無理をさせてしまったな。』 頬を僅かに緩めながら呟く友雅の表情を、月だけが静かに見届けていた。 そして友雅は、鷹通の放った証を丹念に己の舌で受けながら事を終いへと導くのだった…。
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