―オマケ2―

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二人で顔を見合わせて笑い合う。 それがもうすぐ三人になる。 「瑠璃…幸せか?」 ふいに司さんが聞くので力強く頷いた。 「勿論これ以上なく幸せです」 司さんは私の言葉に満足した様で幸せそうに笑った。 「昔…読んだ本で書いてあった」 「何がですか?」 司さんは私を軽く抱き寄せた。 「結婚って結ぶ婚姻って書くだろ?でも本当は結ぶ魂って書いて“結魂”って読むべきじゃ無いのかって」 “結ぶ魂”か… 「素敵な読み方ですね」 「魂が引かれ合って結ばれるってやつだな」 私は司さんにもたれ掛かりながら心音を聞いていた。 「当時読んだ時は馬鹿にしてしまったんだがな…今じゃ笑えない」 「…私達も魂が引かれ合ったんですよね?」 そう聞くと司さんは低く笑って『勿論』と言ってくれた。 それに安心する様に司さんの心音に耳を傾ける。 いつか分からないけど、この心音が消えてしまう日が来る。 だけども魂がまた引かれ合ってきっと彼と会える。 また彼と…司さんと“結魂”する為に。 そんな風に確信し微かに笑みを浮かべた。 .
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