―オマケ4―

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「ママ~」 「はいお帰りなさい」 「ただいまぁ」 ニヘラァと笑う我が子に『何て締まりの無い顔だ』と呆れながら見ていた。 あれほど瑠璃に似た子を切望したにも係わらず、息子はどんどん俺に似てくるらしい。 会う人間会う人間皆口を揃えて『司そっくり』と言いやがる。 何故だ…何故なんだ…。 瑠璃に良く似た我が子…欲しい。 だからといって、息子に愛情が無いわけじゃ…いやこの頃は……。 思い返せば、瑠璃に抱きつけば間に入り、瑠璃にキスしようとすれば体当たりされ……邪魔だ…。 我が子のくせに邪魔しやがって。 川崎にでも一日押し付けてやろうか? そんな考えを悪魔的な息子によって途切れさせられた。 「パパ」 「何だ?」 「ママとデートしてくるから留守番してて」 勿論、却下だ! .
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