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「………そうか。それならいいんだ。すまん、少々興奮してしまった」
「…………気にすることはない。それが、男というものだ……!」
この同志であり、ライバルでもある彼なら、俺は一生付いていけるだろうと今確信した。
「…………言いたい事はわかった。依頼の条件に問題はない」
「そうか。さすがだ、ムッツリーニ」
「…………これが例の写真」
一枚一枚、彼はファイルから丁寧に取り出して机に並べる。
そこに映る5人の美少女の写真。
だが、それ以上に俺は、彼の撮影技術のスペックに息を呑んだ。
この学校の最上級生で生徒会長・桜野くりむの体操着姿(ver.ブルマ)
同じく三年の生徒会書記・紅葉知弦の椅子に座る姿。
そしてニ年で俺のクラスメイト、生徒会副会長・椎名深夏のバスケをする姿。
一年で生徒会書記、椎名深夏の妹・椎名真冬の…………、………真冬ちゃんの……ゲームやってる姿。
俺は一度、ムッツリーニの顔を見た。
「…………椎名真冬は一日中ずっとゲームしかしていなかった」
「……………」
なんとも彼女らしい腐り具合だ。
これは、致し方ない。
気を取り直して最後の写真。
会長のライバル、新聞部部長三年・藤堂リリシアの掲示板に新聞を貼る姿。
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