103人が本棚に入れています
本棚に追加
「あっ!あたし?」
と目を丸くした。
「プッ。その顔!何?あははっ!」
またもや彼に豪快に笑われた。
「葵…」
「青い?僕青い?ライブで叫び過ぎたかな~」
「そうじゃない!名前がア・オ・イ!」
「アオイ?変な名前~。まぁいいや…またね!アオイ」
(またねって…また会えるわけないじゃん。しかも話しかけてきたくせに用事は何なの?)
「またねって、簡単に会えるわけないじゃないですか。それに話しかけてきたのに、用があったからじゃないですか?」
「う~ん。今それを話すのは面倒だし、もういいよ。」
と彼はさっと踵をかえし、唖然としてるあたしを見ず颯爽と歩き出す。
「またね!アオイ~♪」
再会を約束するようなそんな言葉を残してその場を去った。
最初のコメントを投稿しよう!