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ようやく喫煙所に到着した私は、タバコを取り出しライターの火をつけようとしたとき…
♪~~~
友達からの着信。
「一体何本吸ってるわけ?待ちきれないよ!どこにいんの!」
「ごめん~。まだ一本も吸ってないんだよ。いろいろあってさぁ。今は説明するよりも一本吸わせて!」
「その一本吸ったら、ダッシュで戻ってきてよ!じゃなきゃ、先帰るからね!」
そう言って、電話が勢いよくきられる。
(はぁ~疲れる。)
ため息混じりの煙が出ていき、ふと唇に彼の手の感触が蘇る。
「大きな手…」
そう呟いて、タバコをもみ消すと友達の元へと急いだ。
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