チャットモンチー2

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「この美しい夜空を見てごらん、星空は無限に広がり暖かい月が夜の大地を照らしている。わしがまだ子供じゃった頃もわしのじいさんのじいさんの頃も変わらずに輝き続けておる。 青年、君が悩んでいる事を思い出してごらんなさい?君の心は狭かった、だから人の嫌な部分や世界の嫌な部分しかみることができなかったんだ。しかし今夜空を見てどう思った?君は夜空の全てを見た。すみからすみまでじゃ。だから美しいとかんじることができたんじゃよ。もし小さなストローかなにかで星空を眺めても、真っ暗な闇しか映らん。 全てを見渡すんじゃ、青年。」 青年はガツンと心をうたれた。青年は続けて言った。 「僕は今まで偏った見方しかできなかった。おじいさんに言われるまで、この星空を見るまで気付きませんでした… ようするに、石の上にも3年ってゆう事ですよね?」 おじいさんはこいつ全然わかってねぇなと思ったがめんどくさかったのでもう諦めて寝た。
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