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「おい、お前ボタン外れてねッ?」
「うぉっ!ほんとだ…」
「ほれ。」
幹弘が俺の制服のボタンを拾い上げて俺に差し出す。
「悪り。なんか第1ボタンだけ外れやすいっつぅーかなんつーか。」
「なんで第1なのよ!?(笑)
第2ならまだしも。」
「いや、なんか母ちゃんに縫ってもらってんだけどよ?
こりゃ縫いが甘いンだな。」
「俺が聞いてンのはそこじゃねーよ。」
「まっ!いろいろあんだよ
第1ボタンの思い出が。」
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