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アルがカトリナさんと組んで1ヶ月が経った。
いつも仲良さそうな二人を見てはチクチクと心が痛い。
何で?
これでいいはずなのに・・・アルがカトリナさんに向けて笑う度、胸が張り裂けそうなんだ。
ずっと、僕にそんな笑顔を向けてた癖に!!
ノアはズンズンと俺たちに向かって歩いて来る。
そして、俺の胸ぐらを掴んで睨みあげている。
エリル「ゼロくん!?」
私はビックリして目を大きく見開く。
大人しくていい子なのに、ルネサスの胸ぐらを掴んでいる。
アル「ノ・・・ゼロ・・・」
俺は嬉しくてつい笑顔になってしまった。
今まで何もしてこなかったノアが俺の胸ぐらを掴んで睨んでいる。
僕はハッとしてアルを離した。
僕は何がしたいんだ?
これでいいはずなのに・・・僕はアルにカトリナさんを進めたはずなのに・・・
僕は頭がグルグルして混乱する。
とりあえず、俺がする事は・・・
エリル「ルネサス!?」
私は驚いた何故なら、ルネサスがゼロくんを抱き締めているから・・・
それから、わかってしまった・・・ルネサスがずっと思い続けていたのはゼロくんだって事・・・
本当は悲しいはずなのに、どこかスッキリとして、私は二人を暖かく見守るしか出来なかった。
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