赤い屋根

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なぜそこまで詳しいかと言うと。 友達に突き合わされて、よく警察の後を追いかけたりして、その子の友達なんです、と嘘をついて話を聞き出しているからだ。 僕、清水悠太(しみずゆうた)は怖がりだ。 友達はそれを知っていてわざと僕を誘うのだ。 その友達と図書館に待ち合わせなのだ。 今、そこに向かっていた。 昔僕はよく図書館にいったが、その図書館は小さく、本も沢山あると言う訳ではなかった。 でも、図書館はそこしかなく皆は仕方なくその図書館に足を運んだのだ。 だがついに図書館は潰れた。 まだ建物は残っているが、本は次に建つ図書館に移動させるため、もうこの図書館には一冊も本は置いていない。
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