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「まったく、ちょこまかと逃げ回ったかと思えば、女一人のために立ち往生ってわけか?」
廃墟に男の声が響き渡る
金色の髪を一本にまとめ、高そうなスーツに身を包んだ男
「ジュラっっ」
ジュラ・ディトス
俺達が盗みに入った家の当主だ。
「フンッ、汚らわしい下級貧民が私の家から、そう易々と物を盗れると思うとは、愚かな。」
ジュラはスッと左手を上げた
とたんに何十人もの黒服の男達が現れ銃を構える。
「っっなっ?!」
「子供は撃つな、中々綺麗な顔立ちをしている。」
直後に激しい銃撃音が響いた
周りの空気が振動する
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