1502人が本棚に入れています
本棚に追加
二人の反応に店の人間が近付いた……
『お客さん……どうかしましたか……?』
『何よこの肉ぅ!臭くて食べられたモンじゃないわよ!』
つぐみは凄い剣幕で怒鳴った…
『不味かろうが……なんだろうが………乗せた肉は全て平らげる……それが出来なければ……金額…32万円頂きますよ……』
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・!
『詐偽ね……あんた達…』
つぐみは睨んだ…
『ここにいる皆が…そんな事に納得すると思ってんの!』
『ここに居る……?貴女方以外は…見えませんが……』
二人は周りを見た…
あれほど並んでいた人達の姿はなく……店内には二人しか居なかった…
『つぐみ……どうしよう…』
潤子が不安な顔でつぐみを見た…
『だ……大丈夫よ!こんな店……警察に言えばおしまいよ!』
『出れたらね……店から……』
店員は不気味な笑いをした……
『いやぁぁぁぁぁーっ!助けてぇぇーっ!』
つぐみは席を立つと入口に向かい走り出した…
ボグッ……!
鈍い音がしてつぐみは床に倒れた…
最初のコメントを投稿しよう!