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『知らない人が……聞いたら……ゴフッ……頭足りない人だと……思うわよ……クスクス……』
先程の後悔は…どこかに消し飛ばされた……今目の前に居る女は……香の繊細な部分に土足で踏み込む……
嫌な女……!
香の中で何かが弾けた…
『ちゃんと……救急車呼べた……?ゴフッ……伝わらなかったら……ククク……あたし……死んじゃうからね……アハッ……アハハハハ……ゴフッ………』
香の顔付きが変わった……
コイツ……やっぱ死んだ方がいいわ……
ズブッ………グググ……
香は美代子の首にナイフを刺すと……一気に引き裂いた!
ブシュゥゥゥ・・!
『グッ……ガァァァ……!』
鮮血が香に降り掛り…美代子は体をバタつかせながら……首を床に落とした…
ゴロン……
『やった………今度こそ……殺しちゃった……』
香は美代子を睨んだ…
『死んで…当然よ……』
ズズッ……
動き出す美代子の首なしの胴体を見て……香は驚愕した……
『な……なん……で……』
『まったく………またウッカリしたの………あたし……頭は飾りで……真ん中の胸が……頭の役割だから……また助かったわね……』
あなた……何者……?
END
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