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ザクッ・・!
幸枝はテーブルにハサミを突き刺した!
『キャァァァァァ・・!』
一斉に皆隅に移動した…
『何故我々の眠りを邪魔する……』
幸枝の口から信じられない野太い声が響いた…
『お前達は…眠りを妨げた…殺してやる!殺してやるぅぅぅーっ!』
幸枝の顔色は青白く……白眼だった…
『冗談よね!だって……死霊のはらわたと…全く同じだもんね!』
舞は言った…
『違う……本物だ……さっきのカード……全部見ないで当たってた!あんな離れてたのにだぜ!』
男子は震えた…
『逃げろぉぉーっ!』
一斉に皆は湖畔の方向に逃げた……
『はぁ… はぁ… 嘘でしょう…!』
舞は皆とはぐれ…一人暗い森の中を歩いていた…
ガサッ……!
数m先から草が動く音がした……
舞は木の陰に隠れた……
『ウフフ……皆驚いてたね…』
先程の幸枝は仲間の男子と薄笑いをしていた…
ヤッパリ…騙してたんだ…
舞は愕然としていた…
『ねぇ……成美達…何処にいったんだろう…追い掛けない?』
幸枝は意地の悪い笑いをした…
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