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舞は幸枝達の跡を付けた……
『イタァァァァァーッ!』
幸枝達は怖がる皆をあざ笑うかの様に…暗い森の中を追い掛け回した……
舞は呆れた……
皆より一足先にバンガローに戻るとさっきのトランプを見ていた……
舞の後には…鏡があった…舞は苦笑した……
これを鏡に映して合図を送っていたのか……単純…
ガタン…!
一人の男子が慌てて部屋に入ってきた!
『大変だ!幸枝が……幸枝が……ユリを殺した!』
『あらそう……クスクス…』
舞は笑った………まだやってるの……
ガタン…!
幸枝が入ってきた……手には生首が捕まれていた…
『その血………鮮やか過ぎるわよ……』
舞は笑った……
『なぁぁぁんだ……もうバレたの……?他の皆は捕まえたから教えてあげたのよ……あとは舞だけだったから……皆で脅かそうと企てたのにぃ…』
舞はトランプを幸枝に投げた…
『簡単なトリックね……鏡に映して合図する…』
『あらら……残念…クスッ……じゃあおしまい…でも怖かったでしょう……?』
『スリィ……クラブ…』
舞は何故か幸枝の手に持つカードが判った……
ゴゴゴゴゴ・・・
幸枝はゆっくりと…一枚カードを捲った……
『ジャック……スペェ…ド……』
幸枝達の顔色が変わった…
舞は後の鏡を見ると……
顔の皮膚がガサガサになり……目が白眼になっていた……
何でだろぅ……コイツら…殺したい…
END
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