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「ねぇ礼央、さっきから電話鳴ってるみたいだけど、出なくていいの?」
「ん?ああ…いい……あれ?隼斗だ。ちょっと待ってて」
「あっお客様、携帯電話のご利用は……」
と、声をかけると
礼央くんは口元に人差し指を立てて「シーッ」のポーズ。
いやいや、それ、こっちの台詞だから。
「由実ちゃんゴメン、すぐだから、すぐ。はい、もしもーし」
だから、あんたの声でかいの知ってんだって!
うちは静かなカフェなんじゃ!
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