~別れ~

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それから佳苗はフェンスの外側へ乗り越えることはなくなった。 ただ屋上へは毎日行っている。 大好きな父親のいた空。 幸せを祈ってくれている一筋の風に 私は精一杯生きているよ、と そして貴方の幸せを祈っているから、と 伝えるために。
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