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(綺麗な顔立ちしてる……背は僕より大きいしな)
ややつり上がった目だが幼さが残る顔立ちに鼻筋は通っている
魅胡は身動きを取れないのを言い訳に藤堂の顔を見ていると
「……何時まで見てんだよ」
「あっ起きてたの?だったら早く腕退けてよ」
「眠い…」
「それは分かったから腕離して」
離す所か腕に力を込める藤堂に魅胡は溜め息をついた
(僕の事恐くないのか?この人…いや此処の人達は……)
「…何考えてんのか分かんねぇけどよ別に鬼だからってお前を殺したりはしねぇよ」
「えっ…?」
思わぬ藤堂の言葉に少し驚いた表情を出した
「何で僕を殺さないの…?」
「殺す必要がねぇから。ただそれだけだ」
「平助の言う通りだ。そいつは此処で預かる」
「土方さんいつの間に!?」
「私も居るよ?」
「総司!!」
土方の後ろからヒョコッと顔を出した中性的な顔の青年の名は沖田総司
新撰組の中で一番組の組長をしており天才的な剣の達人である
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