第一章 《鬼の血》

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「誰?」 「沖田総司と言います!よろしく!」 「僕は樹倉魅胡」 「貴女が鬼人かぁ!何で女子なのに僕って言うの?」 (総司この野郎…!!) 魅胡の手を取る沖田に藤堂は嫉妬していた 「貴方には関係無いよ。僕は僕」 「むぅ~どうしたら私って言うの?」 「別に良いでしょ?僕の刀は何処?」 「貧血がまだ治ってねぇ餓鬼が何言ってやがる」 「餓鬼で結構。早く僕の刀を返してよ」 刀を返すよう催促するが土方は頑として刀を返さなかった 「あの刀僕のなんだけど」 「刀を返したら此処を出て行くだろ?お前は此処に足を踏み入れたんだ。そう簡単に出て行かせるか」 「此処に居る必要も無いのに何で居ないといけないの?それに僕はある奴を探してんの」 「ある奴って誰だ?」 「誰だって良いだろ?」 藤堂がそう言うが無表情で言う魅胡 「何で教えてくれないの?もしかしたら私達が知ってる人かも知れないでしょ?」 「自分で探すから良い。それにそいつの情報は僕の耳に届いてる」
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