序章 《鬼の人斬り》

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─とあるお話です ─一人の鬼と一人の美しい女が居ました ─鬼と女は互いに惹かれ町外れに小さな家を建て幸せに暮らしていました ─しかし幸せは永く続きませんでした 町の人々が鬼が居ると聞き付け鬼と女が居る家に行きました ─鬼は人々に殺され女も殺されました ─しかし女は子を身籠っていました ─女はこうなる事を予測していたのか心優しい友人に子を渡しました ─子の名前は樹倉 魅胡 【キクラ ミコ】 彼女はある日の境目から感情が無くなりました 彼女にある感情は憎しみ、悲しみしかありませんでした 彼女は笑う、人を愛する、愛されるの感情は知りません 彼女が産まれ16年の月日が経ったある日でした………
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