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「どうなってんだ?」
「歳を連れてきたぞ!」
「この餓鬼か?脇腹に風穴があるって言うのは」
「いや…土方さん不思議な事によ傷口がねぇんだよ」
「あ゛ぁ?だったら何の為に此処に呼んだんだよ?」
鬼の形相で永倉を睨むこの男性は新撰組副長土方歳三
通称“鬼の副長”と呼ばれている男である
「っ………」
「あ…目が覚めたかい?」
「う……ん………っ!?」
ゴンッ
「いだぁ!!」
目を覚めた少女が驚きのあまりに飛び起き頭に藤堂の顎が激突した
「此処……どこ?」
「新撰組の屯所だよ」
「新撰……組…?」
着流しを身に纏いながらも聞かない単語であったのか首を傾げる少女
「そう新撰組。俺は此処の局長の近藤と言う。君は?」
「……樹倉魅胡」
「魅胡君か…良い名だね」
「どうも……そこの人らは?」
土方達にやっと気付き無表情で聞いた
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