第一章 《鬼の血》

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「俺は永倉。でこの小さいのが藤堂平助」 「小さい言うな新八ぃ!!」 藤堂の頭をポンポンと叩く 「…………」 「こいつは土方歳三って言うんだよ此処の副長をしている」 「おい餓鬼。脇腹の風穴はどうなってやながるんだ?血が付いているってこたぁ普通傷があるはずだ」 「歳!!」 鋭い眼力で魅胡を睨む土方に対し魅胡は冷めた瞳で見る 「僕は普通じゃないだけ。化け物なんだよ」 「そういや鬼人ってなんだ?」 「なんか言ってやがったな…一体何の事だ?」 「…そのままの事だよ僕は鬼人って言う化け物」 「別に15、6の餓鬼じゃねぇか。」 「歳そんな言い方は無いだろ…」 「僕には触らない方が良い。化け物の僕を触ったら駄目なんだよ……」 「お前は何でそんな悲しそうな顔してんだよ…?」 「かな…し…そう…?」
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