桃園の誓い

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一刀 「と、とにかく。ここがどこだか教えてもらっても良いかな?」 関羽 「ここは幽州啄群。五台山の麓だ」 一刀 「ゆうしゅうたくぐん?」 そんな街、学園の近くにあったっけ? 一刀 「それで、えーっと……君たちはどうしてそんな格好をしてるの?」 張飛 「お兄ちゃんこそ、変なかっこなのだ。なんかキラキラしてるー」 劉備 「ホントだねー。太陽の光を浴びてキラキラしてる。……上等の絹を使ってるのかなー?」 物珍しそうに、俺の服をジロジロ見る二人 一刀 「これはウチの学園の制服。……制服って普通、ポリエステルとか使ってるだろ?だから普通だと思うんだけど……おかしいかなぁ?」 劉備 「ぽーりーえすてーるってなぁに?」 一刀 「へっ!?」 劉備 「それに、何だかさっきから、私の知らない言葉ばっかりー。……お兄さん、一体何者なのかな?」 一刀 「な、何者?うーん、まさか自分がそんな風に言われる日が来るとは……」 俺ってばそんな怪しい風体してる?なんて思わずがっくり。……なんて言ってる場合じゃ無いな 一刀 「俺は北郷一刀。聖フランチェスカ学園の二年生。なんだけど……」 自己紹介なんてことをしながら、チラッと女の子の方を見ると、頭の上に?が浮かぶ勢いで不思議そうな顔をしている
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