桃園の誓い

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一刀 「劉備ちゃん、だっけ。ちょっと聞いて良い?」 劉備 「どうぞ♪」 一刀 「ここって……もちろん日本だよね?」 劉備 「にほん?にほんって何?」 一刀 「………」 一発目からっすか 一刀 「えーっと……じゃあ今ってもちろん、西暦2009年だよね?」 劉備 「せいれき?」 一刀 「………」 これもっすか 一刀 「うーーーーーーん……」 分からん……というか一つだけ分かったことは、何かがおかしいってことだ 劉備 「あのね、次は私が質問しても良い?」 一刀 「えっ!?あ、うん。どうぞ」 劉備 「お兄さんってどこから来たの?どうしてこんなところで寝ていたの?」 一刀 「……それが分かれば苦労しないんだけどね。……ホントに何も分からないんだ。どうしてこんなところに居るのか……」 劉備 「うーん……じゃあね、お兄さん、どこの出身?」 一刀 「出身?東京都台東区。浅草だけど」 張飛 「あさくさー?そんな邑あったっけー?」 関羽 「いや、聞いたことがないな。どこの州だ?」 一刀 「州?」 劉備 「さっき教えた幽州とか、荊州とか、キ州とか。……もしかして洛陽出身とか?」 一刀 「………」 幽州って聞いたときから、まさかとは思っていたけど 一刀 「荊州、キ州、おまけに洛陽。……ここまで言われちゃ気付くなって方がおかしいか」 ここ……大陸だ。日本じゃない。……この女の子たちがウソをついてなければだけど
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