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劉備
「………」
関羽
「………」
張飛
「………」
一刀
「あー……ごめん」
そこまで目を見開かれて驚かれると、穴に入りたくなるんだけど。……まぁ確かに派手な音だったけどさ
一刀
「昨晩から飯食って無かったのを思い出したら、一気に腹が減っちゃってさ……」
鈴々
「鈴々もお腹減ったのだー!」
劉備
「そういえば、私たちも朝ご飯、食べて無かったもんねー」
関羽
「近くの街に移動しますか」
張飛
「賛成なのだ!」
劉備
「じゃあ、そこで天の御遣い様にも色々とお話を聞いて貰おう!」
関羽
「それが良いでしょう。では善は急げ。さっそく移動しましょう」
―――――――街
何となく逆らい難い状況に流され、俺は三人と一緒に街に入った
そこで見たものは────
一刀
「はい確定。ここは東京じゃありません」
まぁ、さっきからそうは考えていたけど、こんな時代がかった家屋が街と言われたら、自分の置かれている状況がいやでもわかるってものだ
一刀
「ホント……何がどうなってるんだかなぁ……」
やっぱりタイムスリップ……なのだろうか。それともここは死後の世界?
───などと相変わらず思索に浸っていると
張飛
「お兄ちゃん、何やってるのだ?鈴々は腹ぺこなんだから早く来るのだ!」
プンスカって効果音が聞こえそうなぐらい、ほっぺたを膨らませた張飛が俺の手を引っ張った
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