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俺たちを後ろから追い抜こうとしていた男子学生にぶつかってしまった
一刀
「あ、わりぃ!」
男子学生
「………チッ」
男子学生は舌打ちして先に行ってしまった
及川
「……なんやあれ。感じ悪いのぉ」
一刀
「………」
及川
「なんや?かずピー、どないかしたん?」
一刀
「えっ?」
及川
「さっきの奴の背中ジーッと見つめて。……ぬっ!?もしや!?かずピーってば、ウホッ!なんかっ!?」
一刀
「ちげーよっ!俺はただ……」
及川
「??」
一刀
「……いや、やっぱ良い」
あいつの身体、俺みたいに同い年とは思えないぐらいがっちりとした筋肉がついていた────
なんて言ったら、休みが明けてから及川にどんなネタを流されるか分かったもんじゃない
一刀
「それよりさっさと行こうぜ。おまえだって時間が無いんだろ?」
及川
「おおっと!せやせや。時間無いねんっ!ほら、かずピー行くで!」
一刀
「へいへい」
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