639人が本棚に入れています
本棚に追加
…………歴史資料館内
一刀
「へぇ~~~っ!また立派な資料館だな」
及川
「さすがフランチェスカと言うこっちゃな。どんだけ金かけとんねん」
一刀
「何億って掛かってるんじゃね?」
及川
「やろうな。そのくせ俺らの授業料はそこまで高くないし。……裏で悪いことでもやってんちゃうか」
一刀
「悪いことって……例えばどんなだよ?」
及川
「そやな。例えば……地下室に設置された調教ルームで、フランチェスカの女子生徒たちが夜な夜な調教され、資産家や悪徳政治家たちの餌食に……とか」
一刀
「それなんてエロゲ?って言えば良いのか?」
及川
「ええやん、ネタやねんしぃ~♪」
一刀
「はぁ……ホントおまえって、頭の真ん中のめちゃくちゃ大切なパーツのネジが、一本だけ緩んでるって感じだよな」
及川
「褒めても何もでーへんで~♪」
一刀
「誉めてねぇよ。……それより少し静かに見て回ろうぜ。警備員が睨んでやがる」
及川
「おーけいほーけい。んじゃ適当に見てまわろか」
一刀
「………」
及川
「………何よ?」
一刀
「いや。つまんねーこと言うな、と」
及川
「……冷静にツッコまれると恥ずかしくなるから止めて……」
珍しく顔を赤くした及川と共に、陳列されている古代の武具やら掛け軸なんかを見て回る
最初のコメントを投稿しよう!