1314人が本棚に入れています
本棚に追加
一本の桜の前に1人の少年が居た。
少年の名は春川 優人 心に深い傷を持ち過去を嫌う男だ。
「自然はいい。俺を拒まず受け入れてくれる」
桜の木を見て呟く。
優人は今日から高校生になった。
にも関わらず桜の木の前で呆然と立ち尽くし動こうとしない。
「本当は行きたくないけどしょうがねぇから行くか」
優人は漸く動きだし自分が三年間通う学校に向かった。
「後でまた来よう」
こう呟いて。
優人は入学式に何とか間に合った。
今、優人は体育館に居る。
優人の周りの女子が騒々している。
それも優人の容姿が格好良いからである。
身長は180近くあり髪はそこまで長くなくワックスでツンツンに立てた漆黒の髪瞳も髪と同じ漆黒だ。
最初のコメントを投稿しよう!